八つ橋があるではないか!
うひゃっほーい!
ぺロリといこうとしたら、母が言う。
「それは妹るっぱが友達からもらったものだ」と。
大量にある中の1つくらいならぺロリといってもバレないだろう。
しかし、2つしか残っていない!
数学がアヒルさんだった妹でも分かってしまう。
しかも簡単に疑われてしまう。
こういう時こそ発想の逆転だ。
食って疑われるのではなくて、食ってないのに疑われる。
そのパターンだ。
八つ橋好きの怪盗がいたとして、巧妙な手口で1つ食べたとしたら…。
まず自宅にいるべねるっぱが疑われる!
どうせ疑われるならぺロリといった方がいい!
いただきま…
ここで冷静になろう。1つ残るからいけないんだ。
0にしてしまっても大差はないのではないか!
場合によっては、最初から無かったと言い張れる。
むむぅ…そんな事はないだろう。
むしろ、受験の時に発揮できなかった記憶力が
ここで開花するパターンの方がありえる。
ならばキャッツアイカードでも置いておくか。
でも、もし自分にキャッツアイくらいの身体能力と行動力があるならば、
他の事に活かした方がいいかもしれないだろうな。
それが何なのか分からない。
ちょっと旅に出て、ゆっくり考えようかな。
京都あたりで…。
妹の八つ橋をばれずに食べる方法を。